R+house新百合丘| デザイナーズハウスで高気密・高断熱・高耐震・高性能の長期優良住宅。そんな家を、建築家と手の届く価格で建てる。

ポートフォリオ

アトリエ建築家と施工事例

内山 里江(Rie Uchiyama)

コモドデザイン一級建築士事務所
表面的な設計手法に惑わされず、深く本質を見極めて構造物としてのポテンシャルを活かしきることが使命だと感じています。建物の本質に向き合っているとたくさんの思い入れがデザインに溶け込んでいく。何かに安らぎを感じたり、静かに覚醒したり…。建物の魅力は周りの環境までも変える不思議な力があります。中心となる人を安全に快適に、そして幸せにする。さりげなく存在感のある建物を創り続けていきたいです。

 

 

 いつも計画地に環境の想像をしながら赴き、いい意味で期待を裏切られることが多い。
この計画地は一般的な造成団地でありながら、各々の住まいがゆったりとした余白を持ちながら隣接している。道路からはなだらかな斜面を上がると平場の敷地があり、そこの高さまで上がり周囲を見渡すと、道路のある北側には広々とした青く澄みきった空がパノラマで広がっていた。
よく、敷地に高低差があると嫌われたり、日の当らない北側道路を懸念とする傾向がある。
難しい部分は建築計画のメリットとしてストーリーの中で組み込まれるように考えれば、そこは必然となる。

毎日目にするエントランスは大好きな自分の空間に誘われるように、なだらかな傾斜の芝生の中を一段一段ゆっくり上がり肩の力を抜きながら帰宅する。
敷地の高低差による道からの視線のずれを活かした窓配置をし、周囲からの見られるストレスを解除。2階にある大きなFIX窓は空を切り取ったように絵になる風景が室内から毎日感じられ、夜になるとその透明なガラス窓からは帰宅を待ち望んでいるように優しい明かりが、外の芝を照らしてくれている。
住む家族にとって好みのここちよい空気に日々包まれ、家族の集まるリビングからは笑い声が聞こえてくるよう。安らかに過ごせる空間で幸せを感じる家は深い愛着が湧き、いつまでも大切に住まい続けることが出来る。常に住む人にとっての心の想いを形にしていると思っている。
→ 施工事例ページ

毎日楽しみながら階段を登り降りする玄関アプローチには、自然と馴染む芝生や枕木を利用し、まるで公園の遊歩道のよう。

夜は2階の大きな窓からシンボリックな照明がデザインになり、外部のアプローチにさりげなく明かりが落ちる。

好きな小物と形がリンクする。住む人にとって肌触りの良い小物たちに囲まれて暮らす幸せ。ノスタルジックな雰囲気は全ての空間に馴染む。