外も内もゆとりに満ちた古都の家
古い町並みのゆったりとした敷地でも床面積は控えめ。室内を開放的に見せる工夫で、数字以上の広さを実感する、町と家族にゆったり馴染むモダンな家です。
ポイント
◎昔ながらの町並みを残す一角に、外壁の一部に地元の吉野杉をあしらった外観はモダンでありながら、周囲の景観に調和します。
◎上下に明るい光を呼び込む吹き抜けの窓や、LDKの延長になるよう庭に面してウッドデッキを設けたりと、限られた面積内で広がりを演出するアトリエ建築家のノウハウが満載の家です。
◎光のシャワーが注ぎ、足元から風が通り抜ける吹き抜けのスケルトン階段と、濃い色の家具、ペンキテイストの白壁のコントラストがひときわ映えます。
◎夕暮れ時にライトアップされて建物が浮かび上がると、昼のさわやかなイメージから一転、スタイリッシュなムードが醸し出される、表情豊かな住まいです。
撮影=松井ヒロシ/別冊SUMAInoSEKKEI「アトリエ建築家とつくるマイデザインハウス」掲載